弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻の種子のまとめ、その14

<<   作成日時 : 2008/07/04 23:04   >>

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⑵ 大麻の種子の販売ビジネス
世界のあらゆる場所に、シードバンクと呼ばれる大麻の種子の販売業者が存在しています。そもそもシードバンクというのは、とくに大麻と関係したものでなく、在来種の保存や普及などで行われるシステムです。ブリーダー(栽培者)とのネットワークで運営されるもので、栽培者がシードバンクから種子を借りて栽培し、再び種子をつけたら、採取された種子の一部をシードバンクに返すというものです。欧米で大麻栽培が広まり始めた初期には、地域内のネットワークによって種子を保存し、普及させようという動きがあり、本来の意味でのシードバンクが普及の中核を担ってきたのでしょう。

しかし現在シードバンクと呼ばれているのは、ほとんど、大麻の種子及び関連商品を販売する業者です。大麻愛好者向けのインターネット情報に、シードバンクのタイプを紹介しているものがありました。どこまで信頼性のあるものかわかりませんが、それによれば、世界中にあるシードバンクは4つのタイプに分類されるということです。
第1は店舗販売とウェブ・ビジネスをあわせて行う小売業者で、独自の栽培者ネットワークを持つ。第2のタイプは初心者向け、フェミナイズドなど特徴のあるものを多様なルートからの仕入れて販売し、規格や発送方法などに工夫して買いやすさ、選びやすさをアピールするもの。第3は提携型で、購入できるサイトに顧客を誘導することで手数料を得るもの。第4は栽培兼販売を行う会社で、独自に大麻を栽培し、その種子を直接販売するもの。

大麻の種子を扱うシードバンクは、表面上は、合法なビジネスをしているように見えます。彼らの多くは、医療用途や個人的使用などの条件下で小規模な大麻栽培を容認する何らかの施策が行われている国や州に活動拠点を置き、その国の法制度で規制外とされている大麻の種子や、関連雑貨を販売しています。大麻そのものは販売しません。大麻のシードバンクがもっとも集中しているのはオランダであり、この国がとってきた大麻に対する寛容政策の下で発生したビジネスであるといってよいでしょう。最近では、イギリスやカナダに本拠を置くものも目に付きます。

こうした業者は、インターネットや雑誌などを通じて世界中で宣伝していますが、必ず「大麻の栽培は違法です。」また「大麻の種子を購入することが違法となっている国がありますのでご注意ください」といった断り書きが掲載されています。また「当社からの発送品には、社名やなどは入っていません」「発送品の外観についてはお教えできません」「さりげない個人的な郵便物として発送します」「クレジット払いはご利用になれません」という記載もあります。さらに、販売者の住所を表示しているものはごくわずかです。そういえばこの販売手法は、脱法ドラッグで横行したものと共通しています。実際、シードバンクとして紹介されている販売業者のなかには、植物系を中心とする脱法ドラッグを取り扱っているものもみられます。シードバンクと呼ばれる販売業者も、その実態は千差万別のようです。
ともあれ、こうした業者が世界中に無数に存在し、個人顧客を対象に世界規模で大麻の種子を通信販売しているのが現状なのです。

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