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薬物使用を証明するのが尿鑑定ですが、なぜ、尿を試料とするのか、その理由を考えてみましょう。 注射、加熱吸引、嚥下などさまざまな方法で摂取された薬物は、まず血液中に入り、血流に乗って脳や神経系に到達して精神作用を現します。血中の薬物は、吸収が終わった時点で最高濃度となり、時間の経過とともに代謝・排泄によって一定の速度で減少していきますが、血中にとどまるのは、比較的短時間です。 覚せい剤を静脈注射で使用した場合では、5分後に血中濃度が最高に達し、数時間後には血中からほとんど消失してしまいます。使用した薬物が血液中にとどまるのは比較的短時間であるため、薬物使用を証明する分析試料として、血液は適さないわけです。 いっぽう、吸収された薬物は、汗や尿とともに排泄されます。薬物使用の検査方法として、汗とともに排泄された薬物を検査対象とするスウェットパッチや、口中の粘液を採取する方法もあり、尿と比べて採取が手軽なことから、簡易検査方法として使われることもありますが、検査の精度や検出可能期間の点で、もっとも信頼度の高い検査方法が尿を検査試料として使う方法だとされています。国際的なスポーツ競技のドーピング検査に、尿検査が行われているのも、こうした理由です。 覚せい剤の注射使用の場合、摂取後2〜3時間後から尿中に排泄が始まり、10〜12時間後に最高濃度になり、その後濃度を低下させながら、数日間にわたって、尿中に排泄されます。 では、使用した覚せい剤が、いつまで尿中に排泄かされるかというと、これについては、医師の管理下での実験など多数の研究があり、1回のみの経口使用では、投与された覚せい剤の76〜92%が48時間以内に排泄され、更に4日目の尿までに残りの数%が排泄されることがほぼ明らかになっています。 ただし、乱用者の場合は、実験で用いる量と比べてはるかに多量の覚せい剤を連続して摂取するわけですから、最終使用から10〜14日間程度は、その尿から覚せい剤が検出される可能性があるとされます。 刑事裁判の実務では、尿から覚せい剤が検出された場合、採尿からさかのぼって2週間以内に覚せい剤を使用したものと考えています。 なお、使用した薬物が尿中に排泄される期間は、人によって大きく異なり、同じ人でも体調の変化などによって、そのときごとに違うことがわかっています。 |
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なんか母は髪の毛からでも採取できると言っていたが |
uchino obahan 2009/08/14 00:02 |
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