弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻の種子のまとめ、その4

<<   作成日時 : 2008/06/23 20:05   >>

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4 脱法種子をめぐる違法性
上記でいくつか具体的なポイントを示したように、市販されている脱法種子が、それぞれの販売情報でうたっている通りのものであるとするなら、それは現行の大麻の種子に関する管理法令に違反して、発芽能力のある大麻の種子が外国から持ち込まれていることになります。大麻取締法が大麻の種子を規制対象から除外しているため、あたかも市販されている脱法種子が一切の法規制を受けないかのようにいう向きがありますが、それは明らかな誤解で、前述したように、わが国では、大麻の種子を複数の法令で管理しているのです。

まず、大麻取締法によって、大麻の栽培を免許を持つ栽培者に限定し、それ以外の者の栽培を罰則をもって厳しく禁じています。栽培の予備行為をすること、栽培を助けることも処罰対象とされ、さらに栽培目的であることを知りながら、その原材料となる種子を提供することも処罰される行為とされています。

次に、外国から発芽能力のある大麻の種子が持ち込まれることがないよう、規制しているのが、外国為替及び外国貿易法と関税法です。産業用として外国から輸入されるものは、発芽しないよう処理することが義務付けられており、こうした手続きを経ずに、発芽能力のある状態で大麻の種子を輸入することが禁じられています。
たしかに、外国為替及び外国貿易法や関税法では、違反行為によって処罰を受けるのは外国貿易をおこなう者であり、違法に持ち込まれた物を入手したことで処罰を受けるわけではありません。しかし、不正に持ち込まれた品であることを承知しながら、これを仕入れて販売したり、購入するとしたら、道義的な責任を免れることはできないでしょう。

わが国では、発芽能力のある大麻の種子が、正規のルートで市場に出回ることは決してありません。市販されている大麻の種子は、違法行為によって採取されたものであるか、あるいは違法行為によって外国から持ち込まれた)ものであるはずです。

続いて、次回からは、大麻の種子を管理している法令について、具体的に検討することにしましょう。

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