弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 再び大麻、成熟した茎とは

<<   作成日時 : 2007/12/17 21:35   >>

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大麻取締法は、「大麻草の成熟した茎とその製品(樹脂を除く)並びに大麻草の種子及びその製品」を大麻ではないと規定し、規制対象から除外しています。大麻草の種子に関しては、ここで、何回か取り上げましたので、今度は「成熟した茎」について。

麻は、古くから繊維をとるために栽培され、第二次大戦時までは、日本の広い地域で栽培されていました。麻は、人の背丈を越えるまでに成長し、まっすぐな茎を伸ばします。夏、この茎を収穫し、繊維を取り出すのですが、これが「成熟した茎」です。

収穫時期を迎えるまでに成熟した茎は、大麻の精神作用成分であるTHCがほとんど含まれていません。成熟した茎は乱用されるおそれもなく、規制する必要もないわけです。

現在では、収穫された麻の茎を見る機会はほとんどないでしょうが、その製品を目にする機会はあります。麻織物、弓の弦、結納にそえる共白髪や神主さんが使う幣にも麻の繊維が使われています。
大麻取締法が制定された当時は、こうした製品も大量に流通していました。また、麻を作物として栽培する農家も多かったといいます。こうした農業活動や生産・流通活動を妨げることがないよう、この規定が設けられたのです。

大麻取締法 第1条  この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

ところで(樹脂を除く)という記載に、首をかしげる方もあるでしょう。ここでいう「樹脂」とは大麻樹脂のことです。大麻草が分泌する樹脂(ヤニ)を集めて固めたものが大麻樹脂で、乱用目的で密輸入されています。
この部分は、成熟した茎の製品は規制から除外されているなかで、樹脂だけは例外で、規制対象であることを定めているのです。

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